全日本演武大会  sa

第50回全日本合気道演武大会に参加して

第39回大会以来ほぼ毎年参加しているが、今回は最も参加者が多かったようで、
2階席からの観戦になった。50回目ということと、何年か前から、各都道府県
の若手指導者の枠が設けられるなど、参加の機会が増えたことも一因ではないか
と思う。
 あれだけの大人数の演武者が参加して、次から次へテンポよく演武を進めてい
く運営には毎回感心させられる。
 しかし、私自身は、「合気道」の「全日本大会」という最高峰の演武会ならば、
もっと違うプログラムであってほしいと思っている。今の大会は、合気道をやっ
ている人達の「みんなの発表会」になっているのではないか。そんな会もあって
もいいが、これは「全日本」の大会なのだ。私は、質の高い演武がみたい。でき
れば、最高の演武だけが見たい。
数年前は、遠藤先生は、中央の白枠の畳でお一人で演武されていた。これこそ
「全日本」であると思った。ところが、今回も他の先生と2組のなかでの演武。
安野先生もしかり、栗林先生もしかり。遠藤先生や本部の他のすばらしい先生の
枠を犠牲にしてまで、他の演武者の参加機会を増やす理由が私には理解できない。
「全日本」であるからには、本部道場の師範を中心とした選りすぐりの先生方の
演武だけで十分だと思う。それだと参加者が減るからという声が聞こえてきそう
だが、そのプログラムで来ない方は、合気道にその程度の興味や思いしかないと
いうことだ。
合気道は試合がないため、演武がその実力を示すひとつの機会だと思う。しかし、
それ以上に、試合がないだけに、より一層、1回1回の稽古や1本1本の受けと
取りでの真剣さ、日々の生活の過ごし方が大切だと、今回の演武会に参加して、
より強く考えるようになった。

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