鈴木師範の稽古には、思い返せば過去2回参加していました。練成会で1回、御
津のせいぶ館の合宿の2日目で1回です。コロナ禍の為の稽古自粛もあって、気が
付けば、鈴木師範の稽古に出ていたのは5年以上前…でした。
前日に稽古に参加された方から、アキレス腱とかよく伸ばしておいた方がいい
とアドバイスをもらっていました。実際に稽古に参加すると、そのアドバイスが
とても的確だと思いました。
フィジカルを使う部分では、できないことが多すぎて、50歳を過ぎたわが身を
自覚するとともに、体の軸、腹筋や背筋の必要性を再認識しました。
重心がどこにあるか、普段、意識して稽古していなかったことにも思い至りまし
た。重心を探るのは難しいですが、意識して稽古したら、これまでと違うものが
見えるかも知れないと思いました。
更に、鈴木師範が言われていた空気を作るというところに、目から鱗が落ちた気
がしました。いつも稽古している加古川の道場は、普段、よく言えばアットホー
ムで和気藹々、悪く言えば緊張感が不足気味な感じなので…。今回稽古に参加し
た人から、空気を作るという傾向を他の方に伝播できればいいなぁと思っていま
す。
過去2回稽古に参加させていただいて、鈴木師範=ダイナミックというイメージ
でした。しかし今回の稽古では、部分的にサボるというキーワードがあり、驚き
ました。結果的に私の目に見えたのは、フィジカルを駆使したダイナミックさと、
サボる感覚で脱力された部分が混ざった技でした。いつか受けが取れるようにな
りたいと思いました。それとは別に、ずっと鈴木師範の技を見ていたいと思う気
持ちもあります。とりあえず、見ていたいという方は、配信されている動画を見
ようと思います。
今回、鈴木師範の稽古に参加させて頂いて、改めて不足している部分を自覚で
きました。不足している部分を埋めるよう日々の稽古に取り組みたいと思います。
ありがとうございました。