合気道 神戸せいぶ館|合気会|笑顔があふれる楽しい道場

Fw: ベトナムのエッセイ1本目です

一度はベトナムでフォーを食べてみたい。

「道着は2着で足りると思う。」と経験者から声を掛けられたとき、自分が全く合気道・道着の心配をしておらず、参加動機がフォーであることに気付いた。
果たしてベトナムの道場の方々にご案内いただいてかの国で最初にいただいたそれは、視覚・嗅覚・味覚・触覚とも「フォー」というより「山盛りの様々な草」という印象を鮮やかに残した。

日本の川辺や土手にも生えてそうな、不格好な、でもトゲトゲしておらず、辛味やエグみや苦味がない、爽やかな香りのする草。何種類も、水々しい状態で。フォーだけでなく、春巻きやらサンドイッチにも必ず添えられている。それぞれの草は皆特徴的で、似たような香りがない。レモングラスのようなもの、バジルの仲間、ミント、、、普段ならリフレッシュやリラックスで嗅ぐことが好きなそれらも、自然とホーチミンの空気の中では食事として自分の体に入ってくる。

そして、この草が彼らの合気道の心象とよく重なるのである。若く意欲的で、それぞれの個性はありつつも、こちらが傷つくような引っ掛かりや角のあるようなことはない。十数年以上日本にこもって合気道さえできなかった私には心地よい刺激。
暑い中で元気な彼らと怪我なく稽古をやり切れるか楽しみと心配が半々の2日目だが、きっとあの様々な草と同じで、ないと物足りなくなってしまうに違いないのだ。

私の「フォー食べたい欲」を意外な形で満たしてくれた草とベトナムの合気道。ただごめんなさい、ドクダミだけはひいおばぁちゃんの手作りドクダミ茶のトラウマで口にすることができませんでしたm(_
_)m

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