長い期間、継続的に稽古を重ねた末に、ついに3級の審査を終えることができました。
今回の審査は、私たちの感謝道場で初めて正式に誠武館の認定を受けて行われた級審査であり、とても緊張しながらも楽しみにしていました。
私が最初に受ける順番だったので、立ち位置などで少し混乱してしまいましたが、それがかえって場を和ませ、笑いが生まれて、緊張も少しほぐれました。
中尾先生が「始め」と声をかける直前の静かな時間、私は少し震えていました。
しかし、技を始めると徐々に落ち着きを取り戻し、心と体のバランスを感じられるようになりました。
審査が終わり、席に戻ったとき、K.先生から「今日はよくできました」と声をかけていただき、とても驚きました。
その瞬間、ようやく安堵の息をつくことができました。
普段の稽古では、つい下を向いたり背中が丸まったりしてしまう癖があり、先輩方からよく注意を受けていました。
ところが、今回の審査では姿勢を保つことができ、審査員の先生からも「姿勢がいいですね」とお褒めの言葉をいただけたのです。
合気道においては、まだ「幼稚園の卒業証書」をもらったような段階かもしれません。
それでも、この上ない喜びを感じています。
遠くから来てくださり、合気道の真髄を分かち合い、この審査を実現してくださった中尾先生、A.先生、そして誠武館の皆様に心から感謝いたします。
また、K.先生をはじめ、感謝道場の皆様にも、日々のご指導と忍耐強いサポートのおかげで、私たちがより深く合気道の根本とつながることができたことを、心から感謝しています。
私の合気道の旅は、まだ始まったばかりです。
これからも真摯に稽古を重ね、自分の体の声を聞き、力を抜き、人とのつながりを深めながら、次の審査を楽しみに歩んでいきます。