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Fw: 濱崎先生追悼文sae

濱崎先生の訃報を聞いたときは大変ショックでした。体調がすぐれないとお聞きしてましたが、現実となると受け入れがたいものがあります。
また、先般の追悼演武会には数か月前から入れていた所用で参加できず非常に残念でした。
約40年前に20代半ばで私が旧精武館に入会した当時は剛腕の先輩が多くゴリゴリの稽古をしてましたが、先生はそんな先輩方をスパスパと投げておられました。先輩方にぼろ雑巾のように投げられるので若手が少なく、またお互い県庁の中で働いていたこともあり当初から可愛がっていただきました。
注意され、叱られたりしながらも年数を重ねるにつれ、いつしか濱崎先生の日曜日の稽古、審査後の演武、演武会などで受けに呼ばれるのが定番となりました。にたっと笑って「行こか」と言われるのがお決まりでした。
傍目には派手な動きはないが、実際に受けを取るとまともに効く技でした。座技呼吸法もよく教えていただきました。いくら倒れまいとしても「ほれ」と言って崩されました。
日曜日の稽古帰りはいつも明石駅までご一緒しました。私が朝霧駅近くに住んでた頃は、明石までは新快速があるのに、わざわざ普通電車に乗ってご一緒していただいた記憶があります。電車内でも技や稽古に対する考えについて話されてました。
これを書きながら涙があふれてきました。本当に可愛がっていただいたなと思います。
もはや濱崎先生の受けを取ることはありませんが、手を取ったり崩されたりという感覚、身体に叩き込まれたものは多くあります。
これからはそれらを元に自らを磨いていくことで濱崎先生に喜んでいただけると思っています。
本当にありがとうございました。
安らかにお眠りください。
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