自己が信じられるようになると、他人を信じ、尊重できる懐が深くなる。ただ自己研鑽あるのみ。
日々の生活や稽古における姿勢からは自ずと他人に対する「指導」的な要素は削ぎ落とされ、個々の内面に向き合う人々の和が有機的に繋がり、広がる。
本研修で改めて学んだこの合気道の理念は、自分にとって、「技」だけでなく、「姿勢」や「所作」、「呼吸」またそれらを貫く「礼」を体系的に見つめ直す貴重なきっかけとなりました。
一方で新鮮だったのは、「授業としての合気道」とその指導法の存在です。数時間という学校教育の限られた時間の中で何を共有するのか。生涯かけても追求しきれぬその道の入り口を、勉学として俯瞰し、体験してもらう。この難題に対する多くのヒントを頂きました。
道友の方々との交流も、今後の研鑽を重ねていく上での礎となるものであり、このような出会いと気づきの機会を頂けたことに、また御尽力くださった方々に、ただ感謝致します。