今年の演武大会は自分なりに反省点が多く、書くときりがないので、趣向を変えて叔父との再会について、書きたいと思います。
私の叔父は、大学の部活から合気道を始めて、社会人になっても稽古を続け、一時期は出身大学合気道部の監督を務める程合気道が好
きな人ですが、今は稽古は止めています。
叔父は私が大学で合気道部に入部したことを知ると、会うたびに叔父が経験した合気道の諸々の話をしてくれました。そんな話を聞
くたびに私の合気道へのやる気は高まったものです。つまり、私を合気道クレイジーにさせた張本人です。
また私の駄目なところ、改善すべきところをオブラートに包むことなく指摘してくれる、良き理解者でもあります。
久しぶりに再会して、「体調はどうですか?」と聞くと、「あまり良くないな。」と珍しく弱気な叔父。最近腰を悪くして杖をついていました。
まあ叔父も年を取ってしんどいのかなと思いながらも、私の出番は見てくれていました。
栗林師範の受け、せいぶ館の演武が終わり観客席に戻り、いつもの叔父の辛口の批評が聞けるかなと思っていました。しかし、一言「
良かったぞ。」と言い残し私の出番が終わるとそそくさと帰って行きました。
陰ながら私が合気道の稽古することを応援してくれていることに感謝しつつ、叔父の老いを感じたような少し寂しい再会でした。