今回は、日曜一日だけの参加でしたが、栗林先生の言われた事柄、特に三点が印象的でした。
一教の受身が肩口から先に畳に着いていく という動きに改めて様々なことを考えせられました。
全く当たり前のことですが、受身は、それをとらなくてはいけない、差し迫った状況になるから受身を取る。
普段の稽古で、この事をどれだけ意識してやっているか。
受け、取りの役割分担感覚で稽古しがちになっているかもしれないと大いに反省しました。
また、「敏感である」この言葉の持つ危うさにも言及されました。
敏感のあまり勝手に気配を感じて動いてないか、これは前述の受身にもつながることだと思います。
そして、中心軸について。
奇しくも少し前、「正しい姿勢」について諸先生方から、お話を伺う機会があり、その中で身体の中心軸に関連する話もされていました。
自分の軸をつくって相手を動かしてみる、軸を合わせる、工夫できる部分は、何ヵ所もあり、それを意識して技につなげる等。
まだまだ、自らの身体の動かし方、捌き方、相手とのつながり、やるべきことは、山ほどあると猛省する反面、まだまだ学べるんだ!と妙に嬉しくなった講習会でした。