今回はいつもとは趣が違って、ロシア武道団がメインです。ロシアの武道とい
えばサンボぐらいしか知りませんが、他の武道も紹介されるというので、楽しみ
に姫路に向いました。
サンボ、ナショナルチーム、準備体操の段階で度肝を抜かれました。でっかい
連中10人位が夫々「その場バク宙」や「その場バク転」をします。柔道と同じよ
うな動きが多いのですが、力強さの中、軽快に軽やかに技が決まっています。受
け身の上手なこと!
棒を引きあうマス・レスリング、単純で分り易く、体力増強にはもってこ
い・・。
コサック地方の武道も興味津々、鞭をしなやかに使い、太刀を軽やかに振り回
し、音楽に合わせ、楽し気に倒していきます。
どの競技もレスリングや相撲に似ているし、出ている人達はモンゴル系の人達
も多く、ロシアが多民族国家だという事も知らされました。太鼓や銅鑼を打ち鳴
らし、民俗学的な興味もそそられる日でした。
体験教室、老いも若きも熱心に積極的に挑戦し、日本人、こんなに積極的な民
族やったかいなぁ‥と思うほど、和気藹々の国際交流風景が会場に広がっていま
した。
ホテルに会場を移してお別れパーティでも、出身地の歌を書かせてくれました。
ロシア語の乾杯を復唱し、圧巻は笛? の演奏でした。親指ほどの大きさのもの
を口にくわえ、大草原の動物達の動きを表現している? 馬が闊歩し、大鷲が空
を飛翔し、オオカミが獲物を襲う・・。空の、大平原の大きさを想像させられま
した。