合気道 神戸せいぶ館|合気会|笑顔があふれる楽しい道場

神戸
せいぶ館

リオ

 8月10日、せいぶ館道場に到着しました。僕はとてもワクワクして道場の門
の所でたくさん写真を撮りました。
 
 午後6時から7時まで久美先生のクラスで稽古をしました。久美先生はとても
魅力的な先生です。大変分かり易く教えてくださいました。稽古中、久美先生に
誰かがぶつかってしまう、というアクシデントがありましたが、何とか立ち上が
り、『大丈夫!』と仰っていました。久美先生のクラスは本当に楽しかったです。
 
 そして午後7時から8時、野田先生のクラスに参加しました。野田先生が僕の
名前を知っておられたのでびっくりしました。野田先生は見事な受けをされます。
もちろん合気道の技も素晴らしいです。野田先生にも(僕にとっては)新しい技
を教えていただきました。野田先生は僕に英語で話しかけてくださったので、と
ても有難かったです。お二人に心から感謝しています。せいぶ館での第一日目は
こういう風にして終わりました。

 8月11日、せいぶ館での二日目。この日僕は、自分が今、非常に熱気に満ち
た道場で稽古をしているのだと実感しました。中尾先生が道場に入って来られ準
備体操を始められました。その後、中尾先生はいくつかの難しい技を教えて下さ
いました。僕は、受けをすることは出来たのですが、全く取りが出来ず、最初は
戸惑いました。明子先生が体の中心と肩の使い方をたくさん教えて下さいました。
日本語がよく理解できないことを残念に思いました。僕は入り身投げが一番好き
です。僕にとってはよく知っている技だからです。この日はとても暑く、稽古中、
たくさんの水を飲まなくてはなりませんでした。一緒に稽古をした人たちからも
たくさんのことを学びました。皆さんはとても親切に教えてくださいました。
 
 午前11時10分からのクラスが始まるころには、かなり疲れを感じましたが、
続ける他ありません。松平先生には短刀取りと四教を教えて頂きました。短刀取
りは興味深く、松平先生の動き方、そして短刀の制し方をしっかりと見ておくよ
うにしました。稽古の後はへとへとになりましたが、最後まで頑張れたことが嬉
しかったです。

 今日はせいぶ館での三日目です。午前8時に起きて稽古の準備をしました。9
時から合気道ではなく坐禅が始まりました。僕は初めて坐禅をしました。坐禅を
しながら、たくさんの事を考えました。無心になろうと努めましたが出来ません
でした。自分の過去の事、友達の事、家族の事、人生について。又、学校の事、
日本について、そして自分の将来の家族(笑)についても考えました。すると突然、
中尾先生に右肩を棒で叩かれました。びっくりしましたが、その後はすぐに呼吸
に集中することが出来ました。両親が苦労して育ててくれたので、僕の事を誇り
にもらってくれるようになりたい、とか、長いこと自分の心に引っかかっていた
様々なことが心に浮かびましたが、考えないようにしました。坐禅が終わるとほ
っとしましたが、同時に新鮮な気持ちになりました。もっと坐禅について勉強し
ようと思います。
 
 午前10時から11時30分の稽古は充実したものでした。昨日ほどは疲れま
せんでした。きっと僕の体が動きについていけるようになり始めたからでしょう。
中尾先生の技をするのも昨日よりは難しくないように思えました。ですが、もっ
ともっと稽古をしないと中尾先生やせいぶ館の皆さんやカンシャ道場の先輩のよ
うに心身を統一して合気道の技をかけるようにはなれないのだと思います。わず
か三日間でしたが、多くの事を学び、知識を得ることが出来ました。帰国したら、
ここで学んだことを再度自分なりに考え、自分の合気道の稽古や人生そのものに
も取り入れていこうと思います。

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