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コロナの過ごし方 Fw: 山歩き  muk

「今の季節、新緑が綺麗やで。」その一言で山に行くことにしました。緊急事態宣言の下、重い空気が街に漂う4月の下旬でした。

言われた通り、ヴィーナスブリッジから錨山・市章山を経由して再度公園までの尾根道 。
元々田舎育ちで、子供の頃、山を遊び場にしていた私。昔の記憶が甦ってきました。確かに新緑が綺麗だし、何よりも人がいない。感染のリスクがない上に、酸素が濃く感じられます。
すっかり味を占めてしまった私。次は、奈良時代からの古道「大師道」で再度公園を目指しました。こちらは谷道。再度谷川に沿い、大小の滝見つつ、絶えず水の音を聞きながら深い森を抜けて行くコース。大竜寺まで一丁毎にお地蔵さんが残りの丁数を教えてくれます。公園は、車でも行けるためよく整備されてます。トイレ、ゴミ箱、自販機、更にビールとおでんまで売ってます。

ある日、山と高原地図「六甲・摩耶」なるものを買いました。そして、初めて六甲全山縦走路の存在を知りました。私の家は道場の北約500m、バス道を挟んで即山の入口。仕事の本業は名谷、宿直有り。副業は門真、宿直のみ。やたらと無駄に過ごし勝ちだった宿直明けの日を利用して全山を制覇出来る事に気付き、早速行動にでました。

5月27日、午前8時半門真での仕事を解放されて、バスと電車を乗り継いで宝塚。そこから六甲山頂までひたすら登り。ケーブルで下山したときは既に暗く、その後も足を引きずる様にして歩き、帰宅したのは午後7時半…通勤に11時間かけてしまいました。

6月20日、本業の須磨パティオを朝解放されてから、スポーツクラブでひと汗かいて入浴。余裕で「高取山」に向かいました。328mとさほど高くもなく四方を街に囲まれた単独の山。
なめてました。頂上を越え、神社を抜け、下り道の始まりでおもいっきり道を間違えました。ゴツゴツとした岩のあいだの崩れ落ちる石だらけの急勾配の谷を下ること、垂直で約200m 。その後、貧弱な装備で(何せ通勤途中なもんで…)増水した沢を下り、途中4回転け、どろどろになりつつ、やっと人里に到着しました。
山の恐ろしさを実感しました。

6月26日、最後に残った菊水山を宿直明けに攻略。これでやっと六甲全山縦走路56km、制覇することができました。

最後に、山歩きを始めて約2ヶ月、変化したこと、感じたこと、今後の課題について書きます。
変化したのは、なんと言っても身体。体重が5Kg減り、ベルトの穴がひとつ短くなりました。特に3万歩以上歩いた翌朝、腹が凹んでるのが体感できます。
4月の初旬にも激しい発作を起こした持病の痛風。山を歩きだしてから発作が起きないどころか、兆しが出て慌ててヨーグルトを買いに行くということも全くなくなりました。これは本当に助かってます。
もうひとつの持病、高血圧。最高値200越えを頻発してた頃もありましたが、最近は安定して130台と、信じられない低さ。只、経験則で、お金に困ると血圧が上がるという負の相関関係が成り立つことが判っています。毎月、貯蓄自己記録を更新し続けている今の私。これは、山歩きだけの効果とは言い切れないかもしれません…

いつも、山に行くときは、安いスーパーの弁当をもっていくのですが、これが何故かとてもうまい。飲み物は、せいぶ館タンブラーに水道水入れてもっていくのですが、これもまたうまい。街にいるときと感覚が明らかに変わるみたいです。

「超効率勉強法」という本によりますと、自然の中で週一回勉強すると、集中力が2倍になるという実験結果をイリノイ大学がだしたとか。また、勉強の前に一定以上歩くと、脳のワーキングメモリーが16%大きくなるとノースフロリダ大学が。

毎年11月に行われている六甲全山縦走大会、今年はコロナの影響で中止を決定。目標を失ってしまった私は、山で勉強すると効率が上がるという説を立証すべく、宿直明け
は再度公園で勉強して身体と脳を鍛え、難関資格をガンガン取得していこうと思ってます。

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