1月28、29日に港区スポーツセンターで開催されました令和4年度指導者候補講習会に参加して参りました。
日本各地から69名もの方々が集まりました。
聞くところによれば3年ぶりの開催ということで、ところどころで「お久しぶりです」という声も。
皆さん見た感じ若くて20代、一番年上の方でも40代中ごろ、と始まる前からいい稽古ができそうな予感。
二日間を通じて日野師範、櫻井師範、入江師範から合気道を初めてから間もない方への色々な指導方法が紹介されました。
簡単にまとめると「受け身を教えるときは段階的に」「時には先輩が指示してあげて」
印象的だったのは受けを取る方(初心者)にはどの手・足を出すか「言葉」で指示説明を行いながら受身を取らせるという指導方法でした。
受身を取る方にやってみると意外と難しい!言葉が出てこない!
日本体育大学スポーツ文化学部教授の南部さおりさんの講義ではおもに部活動における指導者によるパワハラ事例を踏まえて部活動における行き過ぎた指導、熱中症のこわさについて説明されました。
元々は法医学をされていた方のようです。
最後、部活動での死亡事故事例が紹介され、慣れていない人にはちょっと重めの話だったんじゃないかな…。
合気道の稽古では行き過ぎた指導というのは少し考えにくいですが、「ちょっとおかしいな」と相手の体調不良を感じたら稽古から外れてもらう、しばらく観察しておく、ということが大事と思いました。
講習会の最後にお待ちかねの道場長による指導稽古。
相手を組んでも焦らず、周りを見て安全を確認してから稽古を始める、稽古をしている者同士がぶつからないように気をつけながら…。
皆さん、各道場の指導者になりえる実力を持っているだけに、受けもいいし取りもいい!
アッという間に終了しました。
時計壊れてるんじゃないのか、と思うほど。
この講習会では「楽しい稽古は、安全に受身を取りきること、けがをしないこと」
「普段、当たり前だと思っていることは経験の浅い人からは当たり前ではないこと」
ということを改めて確認することができました。
一つ間違えたら大ケガするかもしれない、ということを心の片隅に置いて稽古を行う
「しんどかったけど、やってよかった!」と、明日につながる稽古ができるよう今回教わったことを活かしていきたいと思います。