稽古も最終日。
前日の稽古で首投げがあったので、稽古に出発する際に中尾さんに「今日は腰投げするんですか?」と聞いたら、「腰投げするで」。
腰投げは、本当はあまり好きではない。上手くないのもあるが、何より重い身体であるが故に受けがキツイのだ。
しかし、そんな我儘も言っていられない、当たって砕けたる!と覚悟して、いざ稽古。
でも、砕ける事なく気持ち良く腰投げの受けが取れた。
組んだ方、皆さんが上手く投げてくるから受け身が取れたんだと思う。
腰投げ3種類してから、二人掛けの稽古。
ホーチミンの方とワイワイやりながら稽古したのだけど、皆さん覚えが早くてコツをすぐ掴んで技が効いてくる。あっという間に稽古終了。暑さより楽しさが勝る90分だった。
昼食後、部屋で荷物を軽くまとめてから、椅子に座ってうたた寝してしまう。
午後はホーチミンの方々の昇段審査。集合時間に集まって出発したのだが、道場が柔道に使用されていてまだ使えないとのことで、道場近くのカフェでしばしの茶話会に。ホットコーヒーを頼むと、出てきたのは氷の入っていない濃厚なアイスコーヒー。熱帯だから熱いコーヒーは出ないのね。
そうこうするうちに道場が使える時間になり、歩いて道場へ。何人かはホーチミンの方々のバイクに乗せてもらっていたけれど…。
審査は初段から2組ずつで始まった。
カメラ撮りしながら見ていたが、真剣さが伝わる。
途中で「受け交代、せいぶ館の人〜」の一声。
後半はせいぶ館メンバーが受けを取った。
私は3コマ目で出て、入り身投げから投げ技全て受けて、平静を装ったものの本当は息切れ状態だった。まだ稽古が足らないんかなあ。
審査は進み、最後は感謝道場長のコアさんの四段の審査。
中尾さんからフルメンバーで出てと言われて出たらせいぶ館は私に松田さん、益田さんの三人だけ。最初は松田さんが受けに出て、2番目は感謝道場の方が出たので、私は杖取りの受けあたりで出るかなと思ったら、それより早くに受けの出番が来た。
正面打ちを思い切って打ちに行ったら、コアさんの当て身?が顔に当たる。痛かったけど大丈夫を装う。入り身投げ、四方投げ、小手返し・・と受けを取ったが繰り出す技が良くて清々しいほどに投げられて行く私。
まだまだ、次は腰投げか!のタイミングで受け交代の一声。
受けをまだ取りたかったのに残念。
その後、杖取りの受けにも出たが、これも清々しい位に私は投げられていった。もう圧巻だった。
審査が終了。審査を受けた方誰一人欠けることなく昇段した。
本当によかった、おめでとう!
その後は急いでホテルに戻って、急いで着替えと荷物を纏めあげてチェックアウト。
そしてホーチミンの方々と最後のお食事をして、空港へ。
色々書きたいけれど、ここまでにしたい。
また、ホーチミンへ稽古に行きたい。そんな気持ちにさせてくれた4日間でした。