①大草原の小さな家
イヴァンのご家族はとても仲が良く絵に描いたような理想的なファミリーです。「大草原の小さな家」ならぬ「ニュージーランドの大きな家」なのです。このご両親でこのイヴァンなのです。
美しいテーブルセッティングのお食事はもちろんのこと、洗濯、滞在中の毎日の車出しまで、丸ごとお世話になりました。
セルビアのお祭り(30年前にセルビアから移住されたのです):動画/水中合気道をした所です、砂を掘ると温泉が出てくるホットウォータービーチ、満天の星空、、そして笑顔といつもの楽しいジョーク、、思い出がいっぱい、、。
ちなみに私と岩佐さんは浴衣でホームパーティーを盛り上げ、喜ばれました。文化交流は大事ですね。(後で写真を見ると寝巻き姿の小太りのおばちゃんでしたが(¯―¯٥))着付けも一層の努力を!
②適応力
眞吾さん、明ちゃん、岩佐さん、ゆうき君は何でも食べて、たくさん飲んで、どこでも寝て、誰とでも喋り、驚くばかりです。岩佐さんにおいてはキャセイの機内食を残したものの「胃がないってホント??」、ゆうき君においてはスマホで両替までしてくれました。本当にグローバルなのです。だから皆さんどこへでも行けるのですね!!
思えば合気道も体格・力・クセなどいろんな方と対応できないといけません、、。
③眞吾さんとイヴァンは相思相愛
イヴァンは際立って姿勢が美しいです。そして合気道も上手です。リーダーとして皆の前に立つ姿も堂々としていました。
眞吾さんがはるばる遠くまで訪ねて行かれるのがわかります。イヴァンが心より眞吾さんを尊敬し、眞吾さんもまた、イヴァンを認め慈しみ、合気道を伝えようとする、、。
私はそんな師弟関係のおこぼれを頂いた幸せ者です。
おかげで、ニュージーランドで合気道を広められた高瀬先生のお宅を訪問し、貴重なお話を伺うこともできました。
ちなみに眞吾さんと明ちゃんも、いまだに相思相愛です。昔、灘屋でアルバイトをしていた女の子が「ああ見えて中尾さんも難しいところがあるんだけど、明子さんが丸くおさめてるところがすごいのよ」と語っていました。「明子〜」「あんた〜」、、、月日は人を育て、明ちゃんは丸四角く眞吾さんをおさめていました。とにかくお二人は最強のご夫婦なのです。
④手を握れば思いは伝わる
合気道は、投げたり受けを取りながら、手を取り合うだけでお互いの気持ちが測り知れる、、。言葉がわからずとも初めてのお相手でも、気持ちの良い稽古ができました。ポール・ジェフ・シーモア・カウ・ジトン、、皆さんとても友好的で学ぼうとする気持ちにあふれていました。
そして、私が学んだのは、やはり力を使わず相手と一体になることです。いつも思っていることですが、ニュージーランドのイヴァンの道場で感じたことが貴重で、なんというか反省したり心がきれいになったりし、思いが深まるのです。
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人には真心を込めて接する、真摯な向上心を忘れない、、そして、どこへ行って誰と稽古をしてもちゃんと受けが取れる強靭な膝を作る!(これがチョット難しいけど)と心を新たにしました。
適応力に少々問題を残したものの、合気道を通して私の人生がまた彩り豊かになりました。イヴァンのご家族並びに一緒に稽古をしていただいた皆さん、同行のせいぶ館の皆さん、お世話になりありがとうございました。