合気道 神戸せいぶ館|合気会|笑顔があふれる楽しい道場

T.B.H.

私の合気道の歩み

合気道を始めるきっかけをくれたのは、私の小さな娘でした。

彼女がまだ5歳のとき、初めてP.D.K.先生にお会いしたのです。

当時の私は、夫とともに道場の外に静かに座り、娘の稽古をただ見守っていました。

2年間、私は彼女の姿を見続けました。

少しずつ、私は惹き込まれていきました。

技を受けるたびにしなやかに転がるその姿、週末に稽古へ向かうときの楽しそうな様子、そして学校帰りに「合気道が楽しかった」と目を輝かせて話す彼女。

そのすべてが、私の心を動かしたのです。

娘の成長の旅路を、心と体の両面で支え、最高の友でありたい――そう思い、私自身も合気道を始めることを決めました。

最初は簡単そうに見えました。構えもシンプルで、動きも滑らかに見えたからです。

しかし、いざ稽古を始めてみると、それがいかに奥深く、そして難しいものであるかを痛感しました。特に、私のようにエネルギッシュで方向感覚に乏しい人間には、なおさらでした。

3年以上の継続的な稽古を経て、私は以前よりずっと穏やかになり、初段の審査にも合格することができました。

この成果を誇りに思うのは、段位そのものよりも、自分自身の限界を乗り越えることができたからです。

これまでを振り返ると、いつもそばで導き、支え、励ましてくださったP.D.K.先生、そして道場の仲間たちの存在に心から感謝しています。

この道のりはまだまだ続きます。

学ぶべきことは尽きませんが、一歩ずつ――そして一度の受け身ごとに――この道を歩み続けられることに、深い感謝を感じています。

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