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横田師範稽古 kur

日曜日の甲南大学で、初めて横田師範のお稽古に参加させていただきました。

その中で師範のおっしゃられていた「潔く」と言う言葉が印象に残りました。師範は、「相手にかからなくても、かからないのは相手が悪いのではなく、自分が相手に合わせて次の手を考えるべきだ。」とご説明されました。私は相手を責めるのではなく、自分の対応力を磨きなさいと言われていると思いました。また、普段の稽古中も、この稽古は今はこの目的だと自分が認識していたのと、実際に稽古すると異なる内容だと、私は混乱することがあります。それでも、その相手の方と稽古する機会を一期一会と捉えて、違う稽古としてのぞむべきだと反省しました。
もっといえば、他者に(こうしてくれるはずと)期待せず、自分を適応させるという考え方は「自分で自分の機嫌をとる」ことと通ずるとも気づきました。生活の一部として意識している考え方ですが、もっと細かく丁寧に気をつけたいです。

また、これは師範がおっしゃられた意味合いではないかもしれませんが、「初太刀がすべて」という剣術の捉え方が私は好きです。現代では刀で生死は決まりませんが、稽古において、一太刀一太刀に集中せねば、いくら稽古しても上達しないと思います。なので、私の好みに都合よく、師範の「潔く」を剣術の心構えとしての言葉と捉えられるのでは?と思っています。

まだ他にも「潔く」と言う言葉から、自分の稽古を見直すヒントがありそうです。師範の稽古は技や身体の使い方等のお手本として勉強になることはいうに及ばず、口にされる言葉も、自分の普段の稽古を見直すきっかけになりました。今後も貴重な師範稽古から、少しでも多く得られるよう心がけて参加していきたいです。

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