皆さんご存知の通り、せいぶ館は(旧
山手女子)中学校へ毎夏出張授業を行なっています。私は仕事の都合もあり、3年ほど前からしか参加していませんが、なんと15年前から行なっているそうです。
それと私事ですが、去年から子供クラスを受け持つ事になり、教える側の難しさも味わっています。
そんな中、先生から、こんなん有るんやけどと、指導者研修会の事を知らされました。
そう言えば去年辺りから中学校の部活を無くすとか耳にしたけど、何も知らないし、今の自分に大切な経験が出来るだろうと参加を申し込みました。
場所は千葉県 日本武道館研修センター 10/31〜11/2の三日間。色々な地域から42人、学校の先生10人、学生4人
初日から植芝道場長の講義と稽古。座る、立つ、礼をする、全て美しい。
2日間の講義では
「指導者が注意しておきたいこと」
「主体的な学びを促すアプローチ」
「学校要請による部活動の地域移行について」
それぞれ5〜6人のグループでフリートークをし、模造紙にどのように考えたか、まとめて発表。頭をフルに使ったので夜、相部屋で集合した面々との酒が美味い。それでも朝6時からの自主稽古。
模擬授業では合気道未経験3人の先生方がそれぞれ覚えたての技を生徒に指導するという内容だったが、皆ちゃんとした先生の行動、発言になっており感心しました。先生方の技量も素晴らしいですが、それを短時間で先生に教えた指導者は流石だと思いました。
最終日の講義では学校授業の事例報告として福岡と山形の2例を紹介。
全国的に見て学校の教員の負担を減らして本来業務に時間を使おうとする動きが進んで、神戸市では来年9月から、部活を無くす、代わりに生徒が地域にある活動を自由に選んで参加する「こべかつ」が始まるらしい。が、どの様な形で行うのかまだ何も降りてきていない様です。明るい合気道の未来のために合気会としてはいつでも準備ができる様に体制作りをちゃんとしているのを肌で感じた3日間でした。