「こないしてみ?そしたらどうなる?」
私よりも小柄な老人が、力を入れている風でもないのにバンバン人を倒していく。相手を起き上がらせるのもさせないもの、思いのまま。
大学で学生合気道を始めたばかりの私には、まさに「合気道」の印象を体現している方だった。
私よりも小柄な老人が、力を入れている風でもないのにバンバン人を倒していく。相手を起き上がらせるのもさせないもの、思いのまま。
大学で学生合気道を始めたばかりの私には、まさに「合気道」の印象を体現している方だった。
子供を産んでから長く道場に通えない月日があったので、そんなに多く一緒に稽古をできなかったけれど、私はこうしてまたせいぶ館で合気道をさせてもらえている。みんなの心の中に穏やかにいる微笑んでいる濱崎さんが、自分のせいぶ館の原風景の中にもいてくれること。そのことはきっと、私がここでこうしていられることに繋がっているんだな。12/7に道場の方々が濱崎さんへの想いを話されているのを聞いて、改めてじんわり感謝の気持ちを抱きしめる。
濱崎さん、ありがとうございます。
私がそちらに行ってお会いできたら、稽古をつけて下さい。
「な?不思議やろ?」って。
ご冥福をお祈りいたします。